#2-7    過去が今をかたちづくる。

2020.09.07

はじめに

みなさんこんにちは!

民泊広報のちからです!

 

暑さがまだ残っている中で、今年も9月に入り、クリスマスや年末の存在を感じ、早くも年末年始に近づいていると実感します。

 

私は今年卒業製作があるため、ここからの3ヶ月間は非常に重要な時期に差し掛かりはじめ、焦りを感じています。

私にとって、学部生としての集大成だからこそ、悔いなく積み重ねてやっていこうと決意した、そんな時期です。

 

本日のトピックは、前回のかれんに引き続き広田体験記です!

 

私は広田での現地活動におけるSETの主な交流事業である、チェンジメーカースタディプログラム(以下CMSP)のスタッフやリーダーなどで、約3年ほど現地に赴きながら関わっていました。

ここからは、広田で活動してきたからこその私の実体験から、大事にしたい価値観を紹介したいと思います。

 

人と関わるうえでの、見逃せないきっかけ

広田で活動していた時は、その町のことをしっかりと知る必要があるので、フィールドワークに行く機会が多かったです。

 

どんな町なのか?どんな人たちがいるのか?

 

いつも不安やドキドキになりながら町を巡っていました。

 

ここで、広田町の多くの方と出会い、

目の前にいる、”その一人”にフォーカスして、じっくりと話す機会

が多かったと活動を振り返ると思います。

 

それは、田舎だから? ものに溢れていない環境だから?

いいえ、そうではありません。

 

町の人々が私たちをどんな人間なのかを気になっているからです。

なぜかというと、町の人や私にとって、初対面の方が突然訪れたら、いろいろなことが気になるのは当然だと思います。

それ以上に私が感じていたのは、広田町の人々にとって大学生は、

 

わざわざ訪れてまでどういうことに真剣になっているのか?

何をしにきているんだ?

と、聞きたくなる存在なのです。

 

そんな疑問からコミュニケーションが始まり、

大学生の未熟な私たちにも対等に話をしてくださるのだと思っています。

その何気ない関わり方が、大学生と広田の人々との関係性を育むきっかけだと実感しています。

 

遠慮はせず、配慮は大事に

さらに広田町の人々と話している中で、

よそよそしく距離感を感じるような、一見丁寧に見えるコミュニケーションは、

逆に不信感をもたらしてしまうと感じています。

 

とある町の人に、

 

『この町のために、自分は何ができますか?』

こんなことを町の人に尋ねたことがあります。

そうすると返事は、

 

『それはあなたが感じたことをするべきだと思うし、なんとなく町のためになるって思うことをやられても、それは自己満足にしかならないかもね』

と、伝えてくださりました。

自分はただ、町の人が感じることからアクションに移そうと思って質問したつもりでした。

 

さらに、

 

『結果として町のためになること以上に、

いかにあなたがやりたいと思って、どうやって町の人々と交流しながら活動することが大事でしょ!』

 

『広田町の人たちがいるからこそ、あなたの”やりたい”という意思が

伝わって、想いが行動に繋がっていくんだから、遠慮なんかしないで、思ったり感じたりしたことを素直に言ってくれないと!』

と。

 

まず、こうやってしっかりと伝えてくださる広田の人々に、本当に感謝しかありません。

自分が何かを装って、広田の人々に接していたのかもしれない。

 

さらに日常生活でもこのようなコミュニケーションをとっていたのかもしれないと思い、

自分の人との関わり方を改めたいと強く感じた経験でした。

最後に

まず、ここまで長い文章を読んでくださりありがとうございます。

 

自分でも記事を書いているうちに、素直さというものを見直せました。

これがあったからこそ、広田町の人々と関係を深めることができました。

それだけではなく、普段でも人との関わりに自信が少し持てるようになりました。

 

ここで、得た言葉以上の経験は、自分という人間の自信に変えながら生きていく大事な要素として、広田での記憶を深いものに刻んでおこうと思います。

 

どこかでの経験が、記憶となって、人生の力になる。

 

自分にとって、こんな言葉を抱えながら人生、楽しく生きてます!

これを読んでくださったみなさんも、そんな経験をしながら幸せに生きていけることを祈っています。

 

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