受入家庭さんインタビューその①

2021.06.21
カテゴリー:陸前高田民泊

新型コロナウイルス感染症の影響で民泊ができなくなってから
一年半という歳月が経ちました。

今回は民泊受入家庭さんへ
民泊を振り返るインタビューを行いました。
その一部を皆様にもおすそ分けできればと思います。

民泊は受け入れをおこな行うたびに一期一会の出会いがあり笑顔と涙があり
そこに物語が生まれます。
そんな素晴らしい取り組みを初年度からやっている村上ノブ子さんに
民泊の思い出や受け入れのきっかけをお話してもらいました。

村上ノブ子さんへインタビュー

■民泊を受け入れるきっかけは?
ー元々復興とか色々な文脈でうちの町で大学生とかが活動していたので
たまに泊めていたりしていたんだよね。
だからその流れで民泊が始まるとなったときも
じゃあやってみようかという感じで始めてみたんだよ。

■受け入れてみてどうか?
ー正直かなり忙しかった。でも楽しかった。笑

今はコロナで民泊がお休みになっているけども
民泊をやっていた時期は我が家は意外と民泊が?好きだったのかもしれないなぁ。
お父さんもなんやかんや言うけど、楽しみにして、いつもBBQを準備したり
お魚も用意したりしていたし。

でも来てくれる人が変わるから
受け入れが連続する時期は
毎回同じメニューで良いと思って手巻き寿司とBBQが結構続くときは
孫は晩ごはんのメニュー飽きたって言ってたな。笑

今まで沢山の人を受け入れていただいていましたが、印象に残ったことを教えて下さい。
ー本当に色々な人が来たので話しきれなそうだけど
特に印象に残った民泊は
ダンサーになることを夢見て頑張っている高校生が来たときだね。

その子は
朝の5時からアルバイトをして
学校ではゆっくりして
放課後バイトをして
夜にダンスレッスン
の繰り返しという生活をしていて。

世の中には色々な環境で頑張っている子達がいるんだなって本当に関心した。
それもわずか16歳で。
彼女が言っていた「夢があればテストが10点でも大丈夫」って言葉はとても印象的で。
好きだなって夢中になれることは本当に素晴らしいし
それを認めている学校も素晴らしい。
偏差値とか成績だけじゃなくて、そういう指導方法を認めているのは
理解がある素晴らしい学校なんだなと思ったりもした。

そんな子を見ていると
田舎の子達は家に帰ってきて同じような生活をしているような気がして
夢とか希望を持ちにくくなっているのかなぁとかも感じた。
もちろん良いことも悪いこともあると思うけどね。

ただ、そのダンサーの子は忙しい生活をしているからか
家でご飯を食べることが何年も無くて
「こんなご飯を囲んで家族団らんで食べたの初めてです」って泣いていたのも
とても印象深かった。
ぜひ、頑張ってほしいし、もし疲れたらいつでも帰ってきてほしいと思っているよ。

■コロナで民泊が実施できなかった時はどんな気持ちでしたか?
ー残念っていうか、まぁ言い換えれば楽だっていうか。笑
しょうがないとはいえ寂しい気持ちもある。
民泊のときに食べさせようと思って
ストックしていた食べ物もあったし、
そういうのをみると寂しい気持ちになるなぁ。

■最後に、民泊を体験しようとしている学校・生徒さんに一言お願いします!
ー田舎の雰囲気を味わうために来てください!
自然がいっぱいあるし、うるさいばーさんも住んでいるし。笑

民泊家庭以外の地域の人から
声をかけられたらぜひ、元気に挨拶をしてほしい。
田舎で外の人があんまり来ない地域の交流になって本当に良いことだから。

そして、
なにかしらここで学んで感じて帰ってくれればそれでよいし
なにもなくても、また来たくなったら来ても全然OKです。待ってます。

インタビューを終えて

今回村上ノブ子さんにインタビューをさせていただいたのですが
記事にできていないエピソードも多々あり
本当に数多くの来てくれた子達に、愛情をもって接していただいているというのが伝わってきました。(私自身、修学旅行は民泊ではなかったのでとても羨ましいです、、)
また、ノブ子さん自身にも気づきや学びなど良い影響があるのだなと
改めて民泊という「ありのままの深い交流」の価値を感じました。
ありがとうございました!!

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